ローベルト・シューマン 管弦楽・室内楽4手ピアノ編曲集 Vol.4 (nur Japanisch)


エッカレ・ピアノデュオによるシューマンの管弦楽・室内楽集第4弾。交響曲第2番がすばらしい。ピアノ連弾だと管弦楽では隠れていた声部が聴こえてくる。序奏ではバスがはっきり出て、主部に入ってもさまざまな要素が明確になり、総譜が透けて見えるようだ。緩徐楽章がとても美しい。主題旋律は最初素っ気ないようだが、出てくるたびにより印象的に浮かび上がる。終楽章はリズムの切れ味鋭く、コーダの上昇音型のストレッタ効果による熱い高揚は凄まじく、感動的だ。《ゲノフェーファ》序曲の立体的な展開や《シーザー》序曲の輝かしい主題再現も見事。4つのホルン協奏曲では精緻なカノンやホルン声部の重なりが明瞭となって聴きごたえがある。シリーズ監修者ドラーハイムの解説も充実(ドイツ初版のみ邦訳付)。